生姜一筋、百有余年って、

今の生姜ブームのその前の前のハナシ

島原は昔から生姜の産地として有名ではあったんですが、実はその栽培農家の草分けともいえるがこの地で5代にわたって農業を営んできた島原市三会地区の『松本農園』さんだったんです。昭和13年生まれの4代目の話によりますと、祖父である2代目が明治後期に地元で初めて生姜栽培を始めたということですから、4代にわたって生姜をつくり続けて百有余年。すごいですね。三会地区(旧三会村)は一大消費地である城下町島原のすぐとなりにあって、野菜づくりがさかんだったそうで、生姜は薬味というより当時はお漬物用に栽培されていたようです。


50年前には高知や熊本の農家が

生姜づくりの勉強に来ていたとか

普賢岳の東麓に広がる島原市は、温暖な気候とミネラルを含んだ湧水や土壌に恵まれて県内でも有数の畑作地帯で、火山灰を含んだ黒ボク土は水はけがよく根菜類や葉菜類がよく育つそうです。昭和50年頃には生姜が花形作物となって三会地区では生産農家も一気に膨れ上がり、“生姜御殿”が次々に建ったとか。全国的には大産地化が進み、現在生産量は高知がダントツの1位で全体の約半分。それに熊本、宮崎、鹿児島、千葉などが続くのですが、その大産地のお師匠さんはここ島原。昭和40年代、『松本農園』さんには高知や熊本の農家さんが泊まり込みで生姜栽培のノウハウを学びに来られたそうです

雲仙普賢岳などの火山灰土が広がる島原一帯は県内有数の畑作地帯。島原の湧水も有名で、まさに自然の恵みです。

スィーツとの相性抜群の香りと味、

これぞ松本農園の〝百年生姜〟。

現在『松本農園』さんは5代目の松本政彦・綾子さん夫妻が地元中堅の生姜農家として頑張っておられます。2代目である曽祖父から代々受け継がれてきた栽培法に加え、骨粉などを独自配合した完熟鶏糞をたっぷりと畑の土にすき込んで日々生姜の品質向上に努めているそうです。そして、収穫の秋。『松本農園』さんの畑から掘り出されたのは超特大級の新生姜。みずみずしくて、やわらかくて、香りがよく辛みマイルドで、繊維も少なくて―。スイーツとの相性申し分なし!といことで私たちはこれを「島原百年生姜」と名付け、ワッフルの新商品開発に取り組んだのでした。


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生姜作り百年の農家
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地元の農家がすごい!
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うちの生姜がワッフルに
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商品開発は女性の力
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ワクワク商品開発中
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百年生姜ワッフルです